2018年から始まったつみたてNISA。つみたてNISAに関する広告やSNSでの投稿を見ない日がないくらい、身近なものになっていますね。

通常は運用益に20.315%の税金がかかりますが、つみたてNISAでは年間40万円まで投資信託をつみたて購入することができ、その利益が20年間非課税になります。

ネットなどで「初心者におすすめ!」と紹介されることも多く、なんとなく口座を開設してみたものの、「どんな投資信託を選べばいいのかわからない!」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

今回はこれからつみたてNISAを始める方に向けて、「買うべきじゃないインデックス投資信託」を4選案内していきます。

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1. つみたてNISAとは

つみたてNISAでは金融庁厳選の投資信託213本の中から、自分で投資対象を選びます。内訳は以下のとおりです。

  • 指定インデックス投資信託:183本
  • 指定インデックス投資信託以外の投資信託(アクティブ運用投資信託等):23本
  • 上場株式投資信託(ETF):7本

出典:金融庁「つみたてNISAの対象商品」(2022年4月26日時点)

一番本数が多い「インデックス投資信託」は株価指数などのベンチマーク(指標)に連動する運用成績を目指す投資信託です。例えば、日本株式ならTOPIXや日経平均、米国株式ならNYダウ、世界株式ならMSCI指数といった指標があります。

「アクティブ運用投資信託」とはベンチマークを上回る運用成績を目指すもので、一般的に手数料も高めに設定されています。

では、つみたてNISAで運用中の方はどちらのタイプを選んでいるのでしょうか。金融庁の「NISA 口座の利用状況調査(2021年6月末時点)」によると、つみたてNISAで実際に買付された商品別の割合は下記の通りです。

  • インデックス投資信託…80.8%
  • アクティブ投資信託…12.9%
  • ETF…0.02%

この割合からみても、初心者の方が始めやすいのは、手数料も安く、投資対象の8割を占めるインデックス投信であるといえますね。

次では、選んではいけないインデックス投信の4つの特徴をお伝えしていきます。