「つみたてNISA」と「iDeCo」共通点と違いは
つみたてNISAとiDeCoは、どちらとも運用益が非課税になるという共通点があります。
ただ、対象年齢や非課税枠はそれぞれ異なります。
つみたてNISAは18歳以上であれば利用でき、年40万円まで、最長20年間非課税になる制度です(非課税投資枠は最大800万円)。途中での引き出しも可能です。
一方のiDeCoは、2022年5月より国民年金被保険者であれば65歳まで加入可能となっています。これはiDeCoが私的年金制度であるためで、引き出しに関しても原則60歳にならなければ引き出せません。
また、iDeCoには運用益のほかに以下のような税制上のメリットがあるのも特徴です。
- 掛け金が全額所得控除
- 年金として受け取る場合は「公的年金等控除」、一時金の場合は「退職所得控除」の対象に一定額までなる
これらを踏まえた上で決める必要があります。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリア、転職などをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年6月1日更新)。