3. つみたてNISAやiDeCoで後悔1. 「つみたてNISAとiDeCo」使い分けをすればよかった
まずは使い分けのポイントです。
どちらを選ぶにせよ、一般的に長期目線での資産運用が基本の考え方です。しかし、急事の用で資金が必要になることもあるでしょう。
その場合注意いただきたいのは、iDeCoは原則60歳にならなければ受け取れないということです。
「老後資金のために」と割り切って始めたとしても、マイホームやお子様の教育資金など大きなお金の準備でまとまったお金が必要となるケースも想定しておくことが必要です。
そういった可能性を踏まえ、闇雲に「節税になるから」といった理由で始めるのは危険です。計画性を持って無理のない金額で活用することをおすすめします。
4. つみたてNISAやiDeCoで後悔2. 家計の資産全体からとれるリスクを考えればよかった
資産運用を考えるとき、「なるべくリスクを抑えたい」と、特に初心者の方こそ安定的な金融商品を選びがちです。
一般的にはリスクは「値下がりすること」「元本が減ること」「損をすること」があり、極力避けたいと考えるでしょう。
しかし、あまりにもリスクを抑え過ぎるとリターンも同じくらい小さくなってしまいます。結果的に、全然増えていないということも起こり得ることになるでしょう。
将来大きく資産を増やしていきたいのであれば、選ぶ商品でリスクを過剰に抑えるのではなく、成長が期待できる資産を毎月買付し、ある程度積極的な運用も必要です。
また、ご家庭の貯蓄状況によっても変わってきます。ご家庭の貯蓄全体を見渡して、どれくらいのリスクが取れるかを考えましょう。
執筆者
大阪体育大学卒。中学~大学とサッカー部に所属。社会人女子ラグビー経験もあり、日本代表候補選出歴のあるスポーツウーマン。引退後は日本生命保険相互会社にて、保険商品の提案業務など金融営業経験を積み、採用・育成担当としても一度に約100名の指導経験をもつ。前職のゴンチャジャパンでは新規店舗の立ち上げに携わるなど、フットワークの軽さが持ち味。現在は個人向け資産運用会社にて、マネーに関するコンサルティング業務を行っている。AFP(Affiliated Financial Planner)
監修者
株式会社ナビゲータープラットフォーム 編集長室
編集者/コンビニ担当
中央大学法学部出身。在学中にThe University of Sheffieldに短期留学経験を積む。大学卒業後、東証プライム上場の大手IT企業を経て、2013年からは厚生労働省の記者クラブにて、医療保険制度や介護・高齢者福祉などの社会保障に特化した専門紙の記者として約3年勤務。
その後、GMOインターネットグループに移り、家電全般やハウツー情報などのwebメディアでの記事編集に携わり、月に数十本の記事を発信。SONYやパナソニックなど大手メーカーのカメラやスマートフォン、AV機器など最新家電などを中心に、ニュースやレビュー記事を発信、読者に信頼される情報源になるべく従事した。
現在、金融と社会保障の分野では、厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、マイナンバー制度に関する深い知識を提供。政策の変遷、年金受給資格の詳細、最新の貯蓄トレンドなどに焦点を当て、具体的かつ実用的な情報を読者に届けることを念頭に執筆。
読者がその知識を日常生活に活かし、より良い将来設計を行えるようサポートすることを目指しています。政府の施策から個人の資金管理に至るまで、幅広いトピックをカバーし、経済的リテラシーの向上に貢献しています。読者が賢明な判断を下し、日々の生活や将来設計に役立つ情報を提供している。
読者が直面するさまざまな金融問題に対する実践的な解決策を提供し、信頼性の高い情報源を基に記事を執筆。最新の情報と具体的なアドバイスを通じて、読者が金融リテラシーを高め、将来に向けて安心できる生活設計を行えるよう努めている。
また、小売り分野では特に日本のコンビニエンスストア市場に焦点を当てた内容を執筆。セブン-イレブンやローソン、ファミリーマート、ミニストップ、ローソンストア100などのコンビニチェーンに焦点を当て、定期的に紹介。主要なコンビニチェーンに関する分析の新商品のレビュー、限定キャンペーンの情報、これらの店舗から登場する商品や、消費者の関心を引く限定キャンペーンについての記事を執筆している。
消費者がコンビニで購入すべき商品や注目すべきキャンペーンについて、実用的でタイムリーな情報を発信。小売市場の変動に迅速に対応し、読者に最新かつ正確な情報を届けることを心掛けている。
また読者に対し、日々の買い物に役立つだけでなく、消費者が市場のトレンドを把握し、賢明な消費選択を行うための知識を深めるサポートを目指している。読者が必要とする情報を提供し、コンビニ業界における最前線の動きを追い続けることで、信頼性の高い情報源になるべく記事を執筆している。(2024年5月24日更新)