女性が働きやすい職場とは?働く女性を支援する制度も
アスクル株式会社が行った「女性がより生き生きと働き続けるために職場にあったら嬉しいサポート」の調査では、半数以上が「時短勤務」「フレックス勤務」と回答しています。
出産前と比較すると、全ての時間を自分の好きなように使いにくくなったママにとっては、時短勤務やフレックス勤務といった、時間に融通が利く制度があったほうが働きやすいと感じるようです。
また、「週休3日制」や「テレワーク」という回答も4割以上いることから、子どもに何かあった際にすぐに対応できるような勤務体制も求められているとうかがえます。
厚生労働省では、「育児・介護休業法」に基づく休業制度や短時間勤務制度などを設けています。
代表的な育児のための両立支援制度として、下記のような制度が存在します。
- 育児休業
- 産後パパ育休
- 短時間勤務制度
- 所定外労働の制限
- 子の看護休暇
- 時間外労働の制限
- 深夜業の制限
- 転勤の配慮
- 不利益取扱いの禁止
お子さんが就学するまで利用できるものも存在します。
「仕事と子育ての両立がつらい」と感じた場合は、まずは上記のような制度を積極的に活用してみることをおすすめします。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年5月29日更新)