2023年4月10日、Job総研が公表した『2023年 賃金格差の実態調査』によると、男女の賃金格差は175万円にのぼることがわかりました。
共働きが主流になりつつある日本ですが、今もなお給料における男女差が存在しているのは事実です。
一方で、7割が年収に満足しているとの回答もありました。
Job総研の資料より、現在の年収額の平均や中央値、さらには満足度や自己評価について見ていきましょう。
一覧で見る平均的な年収はいくらか
Job総研の調査によると、20~50代で20人~1000人以上規模の会社に1年以内~10年以上勤務している回答者148人を集計した平均年収は、以下のとおりとなりました。
全体の平均年収
- 平均額:615万円
- 中央値:580万円
- ボリュームゾーン:500~600万円(17.6%)
ただし、500万円未満と回答した人は39.2%にのぼります。
男女別の平均年収
続いて男女別の年収も見ていきましょう。
- 男性の平均値:692万8000円
- 男性の中央値:640万円
- 女性の平均値:517万2000円
- 女性の中央値:460万円
いずれも女性より男性の方が多い結果となりました。
年収の実態について、国税庁による公的な資料からも探ってみましょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)