国土交通省が2023年5月19日に発表した「令和4年度住宅市場動向調査報告書」によると、注文住宅を建てる際のインターネットの活用方法としては「情報収集」が76%と最多でした。
次に多かったのが「インターネットを通じた問い合わせ・説明会・内覧などの申し込み」で34.7%という結果に。
多くの人が、インターネットを情報収集に活用していることがわかります。
インターネットを活用すれば、注文住宅を建てた人の体験談やアイデア、後悔したことなどを簡単に知れるため、家づくりの参考になるでしょう。
この記事では、広島県で3800万円の注文住宅を建てた40代夫婦に、「注文住宅でもっと考えれば良かった」と後悔した7選をお話いただいたので紹介します。
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注文住宅での後悔1. 窓を大きくしすぎた
「窓をなるべく大きくしたかったので、可能な限り大きいサイズにしましたが、家具を置くスペースが窓とかぶってしまいました。結局、窓を遮るように家具を置いた箇所もあるので後悔しました」とご夫婦は言います。
窓を大きくすることで、日当たりや風通しは良くなりますが、以下のようなデメリットがあります。
- 防音性が低くなる
- 断熱性が低くなる
- コストがかかる
- 家具が焼けやすくなる
- 窓の掃除に手間がかかる
- 家具が窓にかぶる可能性がある
窓を大きくしたい場合は、窓のグレードを上げたり、窓の位置が家具とかぶらないか事前に確認したりするなど、対策を講じておくと良いでしょう。
注文住宅での後悔2. 窓の位置が悪かった
「窓が対面の位置になく、風通しがあまり良くありませんでした。もっと風通しのことを考えて、窓を対面にしてもらえば良かったです」とご夫婦は言います。
窓の位置によって日当たりや風通しは大きく変わるでしょう。
風が通りにくい環境でも、間取りを工夫して家全体が風の通り道となるように設計すれば、風通しは良くなります。
風通しはイメージがしにくいため、窓の位置や大きさなどは設計士と相談しながら決めると良いでしょう。
注文住宅での後悔3. キッチンを玄関から遠い位置に作ってしまった
「玄関から1番遠い位置にキッチンを作ってしまいました。食料品などたくさん買い物したときは冷蔵庫までが遠く、玄関とキッチンを往復する手間がかかり不便です」とご夫婦は言います。
毎日の生活や家事の動線に不便を感じると、後悔しやすくなります。
間取りを決める際は、実際に住んだイメージをして、動線に問題はないか確認しましょう。