LIMOが2022年9月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。

(初掲載*2022年9月21日)

外国の園芸書に載っているようなステキな庭は憧れの的。意気込んでガーデニングを始めたものの、植物の世話に負担を感じるようになると楽しいと思えなくなります。

そこでガーデニングを楽しみながら続けられるように、最初からがんばり過ぎない庭作りをしましょう。

今回はガーデニングを長続きさせるコツや、手入れがカンタンなオススメ品種を紹介します。

1. 「がんばり過ぎない庭」の極意

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植物を育てるためには、季節を問わず日々のお手入れが必要です。水やり・剪定・草抜き・病害虫対策など多岐に渡る作業があり、世話を止めてしまうと植物は生きていけません。

がんばり過ぎない庭とは、自分のライフスタイルやガーデニング経験に合った庭。あれもこれもと詰め込み過ぎず、最初は手間がかからない引き算の庭作りをすることがポイントです。

2. ガーデニングを長続きさせるコツは?

2.1 丈夫で育てやすい花を選ぶ

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カワイイ花を見ると「育ててみたい」とつい思ってしまいます。もちろん花は見た目が大切。ただし病気にかかりやすかったり繊細な性質だったりすると、思った以上に手間がかかるかもしれません。

そこで最初はできるだけ性質が強くて丈夫な植物を選びましょう。ガーデニングの経験を積んでスキルが上がってきたら、やや手がかかる植物を育てることも可能になってきます。

2.2 環境に合った花を選ぶ

植物は品種によって日当たりや気温など、生育に適した環境が異なります。外国の雑誌に出てくる庭をまねて同じ花を植えても、環境が違う日本では育たないことも。

植物を植える場所の環境をよくチェックしてから花選びをしましょう。日本を原産とする植物や昔からなじみ深い花は、日本の環境に適した植物といえるのでオススメです。

2.3 草が生えにくい庭にする

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庭では草花だけでなく雑草も育ちます。草抜きはしゃがんでおこなう作業で、体力的にもけっこう負担。雑草が生えにくい庭にするため、できるだけ土の面積を減らす工夫をしましょう。

花壇のまわりにレンガや小石を敷いたり、地面をはうように伸びてグランドカバーになるような品種を植えたりすることで、雑草が生えるスペースを減らせます。

2.4 手間のかからない樹木を植える

シンボルツリーを庭に植えるとフォーカルポイントになりオシャレな雰囲気に。背丈が高くなると剪定が大変なので、ゆっくり生長して自然に樹形が整う品種がオススメです。

落葉する広葉樹は掃除の手間がかかりますが、冬の庭が明るくなり、芽吹きや紅葉など季節感が味わえます。掃除の手間を省きたければ、常緑樹を選ぶとよいでしょう。