2024年から始まった新NISAでは、従来のNISAとくらべて大幅に制度が拡充されました。

年間360万円、総額1800万円まで非課税枠の適用が可能になり、新NISAの枠組みの中で老後資産の大半を形成可能な制度となっています。

また恒久化により、住宅購入や教育資金などのまとまった資金ニーズにも対応しやすい仕組みです。

GWの時間を使い、NISAの勉強を始めてみたいという方もいるでしょう。押さえておきたいポイントを整理していきます。

1. 新NISAの制度をおさらい

2024年から始まった新NISAの仕組みをまとめると次の通りです。

【写真1枚目/全3枚】新NISAのポイント。長期にわたって継続的に少額で積立投資を行なうと…?以降の写真を要チェック

新NISAのポイント

出所:金融庁「NISAを知る」

つみたて投資枠と成長投資枠を併用して、総額年間360万円、5年間で1800万円まで非課税枠を適用できる制度です。

ここでいう「非課税」とは、本来投資収益にかかる所得税20.315%が免除されることを指します。

新NISAでは非課税期間が「恒久化」されているため、NISA口座で有価証券を保有し続ける限り、非課税が適用されます。

では、新NISAに変わることで具体的にどのようなメリットが生まれたのでしょうか。

次章では3つに絞ってそのメリットを確認していきます。