2024年1月、「新NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)」がスタートしました。

年金不安がささやかれる中、老後資金をつくるためにNISA口座を活用した資産運用を検討している方もいるでしょう。

そこで、本記事では新NISAの「つみたて投資枠」を活用した積立投資で40歳から65歳までに3000万円つくるために必要な積立額がいくらかシミュレーションします。

1. 新NISA 6つのポイント

まずは新NISA制度のポイントをおさらいしておきましょう。

【写真3枚】1枚目/新NISAのポイント、2枚目/シミュレーション結果表「40歳から65歳までに3000万円」必要な積立額はいくら?

新NISAのポイント

出所:金融庁「NISAを知る」

【新NISAのポイント】

  • 非課税保有期間は無期限
  • 口座開設期間は無期限
  • 「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の併用が可能
  • 年間投資枠は年間360万円(成長投資枠「年間240万円」・つみたて投資枠「年間120万円」)
  • 非課税保有限度額(総枠)は最大1800万円
  • 非課税保有限度額(総枠)の再利用が可能

上記のとおり、新NISAは老後資金の準備に向けた資産運用に適した制度です。

とくにつみたて投資枠は、長期間にわたって継続的に少額で積立投資を行えるため、投資初心者でも始めやすいでしょう。

では、新NISAを活用して老後資金を準備するには、毎月の積立額はいくら必要か。

次章でシミュレーションしていきます。