「厚生年金受給額」都道府県で差がでるワケ
厚生年金の受給額は、現役時代に納めた保険料と加入期間で決まります。
肝心の保険料は報酬比例制。具体的には、「平均標準報酬額×5.769/1000×平成15年4月以後の加入月数」で決まります(平成15年4月以後の場合)。
こちらに経過的加算や加給年金額等を加算して最終的な年金額を決定するのですが、その報酬は都道府県で水準が異なるというのがポイントです。
報酬水準が高い都道府県は必然的に年金の額も高くなります。
また加入期間も参入されるため、長く働きやすい環境かどうかなども、自然と影響することに。
同じ理由を背景として、男女の平均にも大きな差が出ています。男性の平均は16万4742円、女性の平均は10万3808円でした。
現在年金を受給しているシニア世代では、働き続ける女性はまだまだ少なく、結婚や出産で退職することが一般的でした。
賃金も男性より少ないことが多く、こうした背景が男女差をもたらしたと考えられます。
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LIMO編集部は、LIMO編集長である宮野茉莉子を中心に、経済や資産形成や資産運用といった投資をテーマとし、金融機関勤務経験者である編集者が中心となって情報発信を行っています。加えて「くらしとお金」に関係する旅行、園芸、ショッピングや外食といった身近なテーマを各種専門家である編集者がわかりやすく解説します。LIMO編集部のメンバーは、大手金融機関で機関投資家としてファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社やメガバンク、信託銀行で富裕層・準富裕層への資産運用アドバイス担当、調査会社のアナリスト、ファッション誌の編集長、地方自治体職員、ネットメディアの経験者などで構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ47年、正確には565か月となります。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFPなどの資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。LIMOは株式会社ナビゲータープラットフォームが運営しています(最新更新日:2024年4月22日)。